先に煮ておいた穴子を、お米と一緒に土鍋で炊き込んで作る炊き込みご飯です。
穴子は大きくて太いものが良いイメージがあるかもしれませんが、大きいと小骨が残りがちです。短くても太いものの方が、一般的には小骨も少なく味があり脂ものっています。小さくて太いものが高級品と言われる所以です。私も、産地というよりはサイズで選びます。
今回は活穴子を捌くところからのご説明ですが、あらかじめ開いてあるものも売っているので、ご家庭でしたらそちらを使うと楽です。
穴子を煮るときの煮汁の割合は、出汁3、水3、濃口醤油1、みりん1、砂糖1、酒1の割合が基本です。これを覚えておくと、穴子の分量が変わっても同じ味に煮あげることができます。
店では捌いた1本のままで煮ます。これは、煮上がりのサイズで何等分にできるかがわかりやすいためですが、家庭などで大きな鍋がない場合は切って煮てもまったく問題はないです。
煮た穴子は大変崩れやすいので、手で慎重に扱うのがきれいに仕上げるポイントです。