当店のコースで最後にお出しする鯛茶漬けに使うごまだれです。
みがき胡麻(焙煎していない白胡麻)は、水分をたっぷりと含ませてふっくらとさせてから、その中心部分までしっかりと火を通し、外は香ばしくなるまでじっくりと炒ります。水分を含ませてから炒れば、焦げ付く失敗もありません。ごまの色にムラができないように炒るのがポイント。そうすることで、香ばしさと油分がしっかりと引き出されたなめらかな味わいになります。
ペーストにする際に水は一切加えないので、長期保存ができます。2週間くらい寝かすことで、調味料のカドが取れてまろやかな味になり美味しさがアップ。手間はかかりますが、市販のごまだれにはない深い香りと旨みが生まれます。
しゃぶしゃぶのたれや、棒棒鶏のソース、ドレッシングなど、いろいろに応用できて、使い勝手がいいたれです。ただ冷奴にかけるだけでも美味しいので、ぜひ作ってみてください。