桜海老とセリのかき揚げをパスタにしたらどんな感じだろうと考えていたら出来た一品です。
茹でたパスタを90℃以上に熱した生クリームと混ぜると、パスタからでるデンプンと生クリームの油脂分と熱で、鍋の中でベシャメルソースができます。小麦粉の特性を上手く活かした作り方で、この方法だとベシャメルソースをわざわざ作らなくていいので、とても時短になります。
和食は鰹節や昆布、干し椎茸など乾物を使って短時間でダシをとります。それに対して、洋食は生のものからじっくりと時間をかけてダシをとります。乾燥させた海老に液体(生クリーム)を合わせるやり方は和食のダシのとり方と同じ仕組み。そこに昆布と同じグルタミン酸があるトマトを加えることで、長時間かかる洋食のダシのとり方が短時間で済み、あっという間にアメリケーヌビスクの味が完成します。
仕込み時間が要らなくて、材料もシンプル。味付けも簡単にできるので、ぜひお試しください。