1979年、神奈川県秦野市生まれ。県立志田高校卒業。
高校まではひたすら野球に打ち込む。
父親が地元の秦野で、しゃぶしゃぶとステーキの店「太月」というレストランを営んでいたので、
小学生の時から洗い場などの手伝いをして、食の世界に触れていた。
高校生の時に肘を痛めて野球を断念。料理人の父の背中を思い出し、料理の道へ。
高校卒業後、新宿の「雲龍庵」に入る。そこで約9年間修行を重ねる。
その後、人形町の老舗料亭「玄治店 濱田家」で3年半余り研鑽を積む。
麻布十番の「割烹 喜作」の立ち上げを手伝ったのち、
2013年8月、青山に自身の店「日本料理 太月」をオープン。
閉店した父の店の名を継いで店名に。
全国の生産者から直接取り寄せる旬の食材を使い、毎日の予約に合わせて献立を考える。
水出しとお湯出し2種類の昆布出汁と、
その都度削る本枯節血合抜きの鰹節で丁寧に取った出汁は極上の味わい。
繊細で味わい深い日本料理に仕上げるその技は、
2021年度ミシュランで一つ星を獲得するなど、高い評価を得ている。