1976年東京生まれ。埼玉で育つ。中学の時に家庭科の授業で体験した調理実習が楽しかったのがきっかけで料理人を目指す。
調理師免許の資格を取得できる新座総合技術高等学校に進学し卒業。
高校2年まではフレンチのシェフを目指す。
3年の時に、調理科の先輩方も代々バイトする魚屋直営の居酒屋でバイトを始め、そこの社長に気に入られてさまざまな体験をさせてもらう。
経営する魚屋で働かせてもらったり、支店の少し高級な小料理屋でもバイトする機会を得て、魚を下ろす、刺身にする技術なども教えていただく。
そこの料理長には焼肉などにもよく連れて行ってもらい、そこでいろいろな話を聞いて飲食店で働く楽しさを知る。
そうした経験から、和食料理人を目指したいと思い、高校卒業時には和食に方向転換。
最初に働いたのは横浜の「寿山」という、イチローや矢沢永吉、長嶋監督といった著名人が来る料亭。
寮に入って、とにかく仕事を覚えるためにがむしゃらに働く。
青春はほぼ仕事のような記憶の6年間を、そこですごす。
その後、銀座に来て「銀座山田屋」の河豚担当として入社。
とにかく冬は忙しく、入ったばかりなので認めてもらうために始発で調理場に入り、1人で1日100人前のフグ刺しを朝から晩まで引く日々をすごす。
なので、河豚刺しの技術は身に染み付いている。
同じ経営者のもとで、お店は「石蕗」という料亭から「ワノフ」という名前の和食店にリニューアル。
そこで5年料理長を勤める。
2010年に独立して銀座に店を構え、11年目を迎える。
お客様には美味しいものでお腹一杯になって、満足して帰っていただきたいとの思いから、
品数たっぷりの本格懐石コースをリーズナブルなお値段で提供している。