1969年山形県鶴岡市生まれ。新潟県境の海辺の町で育つ。鶴岡学園高等学校(現鶴岡東高等学校)卒。
料理人として尊敬する父親が経営するドライブインが倒産して発生した多額の負債を返すために、料理人を目指す。
高校卒業後上京し、イタリア料理、フランス料理、フランス菓子、イタリアンジェラートを修行。鶴岡に帰郷し、鶴岡ワシントンホテルの料理長に27歳で就任。
2000年鶴岡市櫛引に「アル・ケッチァーノ」を独立開業。
海の幸、山の幸、畑の幸、田の幸、野の幸すべてに恵まれた豊かな土地・庄内の魅力を広めるべく、生産者の顔が見える独創的なメニューを考案。
地産地消という言葉が一般的になるずっと前から、店の半径30km以内で食材を調達することにこだわり、それを独自の感性で絶品の一皿に。
庄内の土壌や地形、風向きや温度、湿度、庄内浜の海図まで熟知する奥田政行シェフが創る、
ここにしかない“庄内イタリアン”が評判になり、世界中から客が押し寄せる人気店になっている。
2004年 山形県「食の都庄内親善大使」に就任。
2006年 イタリア・スローフード協会国際本部主催《テッラ・マードレ2006》で、世界の料理人1000人に選出される。
2009年 東京・銀座に「YAMAGATA San-Dan-Delo(ヤマガタ サンダンデロ)」をオープン。鶴岡市農業発展奨励賞を受賞。
2010年 FOOD ACTION NIPPON アワード2009にて「コミュニケーション・啓発部門」優秀賞を受賞
第1回「辻静雄食文化賞」を受賞
農林水産省より第1回料理マスターズ ブロンズ賞を受賞(受賞者全国より7名)
イタリア テッラ・マードレ2010ファイナルディナー担当
2012年 サンマリノ共和国より『食の平和大使』に任命される。
スイス・ダボス会議にてJapan Night2012料理責任監を勤める。
2016年 イタリアミラノ世界野菜料理コンテスト The Vegetarian Chance 世界3位。
農林水産省より第1回料理マスターズシルバー賞を受賞
2017年 著書『食べもの時鑑』が「グルマン世界料理本大賞2017/CULINARY HERITAGE部門」グランプリ受賞。
2018年 株式会社オール・ケッチァーノが「平成30年地産地消等優良活動表彰」食品産業部門 農林水産省食料産業局長賞受賞。
2020年 文化庁長官賞を最年少で受賞。
著書:「田舎のリストランテ、頑張る(マガジンハウス)」、「人と人をつなぐ料理(新潮社)」、
「アル・ケッチァーノのパスタ(小学館)」、「地方再生のレシピ(共同通信社)」、
「食べもの時鑑(フレーベル館)」、「ゆで論(ラクア書店)」など多数。